関学のキャンパスのランドスケープは、なかなか絶妙です。

基本的な建物はウィリアム・Ｍ・ヴォーリズの設計によるスパニッシュ・ミッション・スタイル。
昭和４年竣工のキャンパスは、中央芝生を取り囲むようにして軸線をもった配置となっています。
高さを抑えた建物は、スタッコ仕上の白壁とスペイン瓦で統一された美しいもの。

何より、計算しつくされた豊かな緑に包まれているのが最高！!
歩いてみると実感できる、本当に気持ちのいいランドスケープ計画だと思います。

木々がキャノピー（天蓋）状に繁る、学部間の通路。
そぞろ歩きしたくなる木洩れ日の散歩道のよう。

キャンパスの東サイドに立ち並ぶ、
外国人教授用の住宅のひとつ。
（もちろんこれらもヴォーリズ建築。）　
なんだか、絵になりすぎ！

卒業生は、ここで結婚式を挙げる特典あり！
土日には、花嫁のこんなうるわしい光景が。

活躍するメンテナンス・チームの方々。
この美しいキャンパスを維持管理するには
不断の努力が欠かせません。

みんなの憩いの広場、中央芝生。
別名＝上ヶ原牧場。

一角には、水の流れのある日本庭園も。
風景に溶け込んだ優雅なしつらえ。
近所の子供たちもよく遊びに来ては、
水辺の生物を観察したりしています。